🔍 顧客タイプ判別フローチャート

初回ミーティング5分で見極める実践ガイド

graph TD
    Start[初回ミーティング開始] --> Opening[自己紹介・アイスブレイク]
    Opening --> Q1{最初の質問/関心事は?}

    Q1 -->|費用対効果
具体的な数字
他社比較| Check1[タイプ①の可能性] Q1 -->|大丈夫か
お任せできるか
何をすべきか| Check2[タイプ②の可能性] Q1 -->|全部任せたい
結果だけ欲しい
時間がない| Check3[タイプ③の可能性] Q1 -->|事業拡大
戦略的助言
資金調達| Check4[タイプ④の可能性] Check1 --> Verify1{検証:数字への反応} Verify1 -->|データ見せると
目が輝く
質問が具体的| Type1[タイプ①確定
数字・データ重視型] Verify1 -->|あまり反応なし| Mixed1{他の特徴は?} Check2 --> Verify2{検証:説明の求め方} Verify2 -->|丁寧な説明を求める
不安そうな表情
何度も確認| Type2[タイプ②確定
安心・信頼重視型] Verify2 -->|そうでもない| Mixed2{他の特徴は?} Check3 --> Verify3{検証:時間の使い方} Verify3 -->|時計をよく見る
簡潔を好む
メモ取らない| Type3[タイプ③確定
放任・丸投げ型] Verify3 -->|そうでもない| Mixed3{他の特徴は?} Check4 --> Verify4{検証:視点の高さ} Verify4 -->|将来のビジョン語る
経営課題を相談
業界動向に関心| Type4[タイプ④確定
成長志向パートナー型] Verify4 -->|そうでもない| Mixed4{他の特徴は?} Mixed1 --> DeepQ[追加質問で深掘り] Mixed2 --> DeepQ Mixed3 --> DeepQ Mixed4 --> DeepQ DeepQ --> Q2{現在の課題は?} Q2 -->|コスト削減
効率化| Lean1[①or③の可能性] Q2 -->|不安解消
ミス防止| Lean2[②の可能性高] Q2 -->|売上拡大
事業成長| Lean4[④の可能性高] Lean1 --> Q3{判断基準は?} Q3 -->|数値根拠| Type1 Q3 -->|手間の少なさ| Type3 Lean2 --> Type2 Lean4 --> Type4 Type1 --> Action1[数字とデータ
中心の提案へ] Type2 --> Action2[丁寧で安心感
ある対応へ] Type3 --> Action3[効率化と
仕組み化提案へ] Type4 --> Action4[戦略的
パートナー提案へ] style Type1 fill:#e3f2fd style Type2 fill:#f3e5f5 style Type3 fill:#fff3e0 style Type4 fill:#e8f5e9 style Start fill:#fff9c4 style Action1 fill:#e3f2fd style Action2 fill:#f3e5f5 style Action3 fill:#fff3e0 style Action4 fill:#e8f5e9

📋 タイプ判別クイックガイド

⏱️ 初回ミーティング最初の5分で見極める

🔵 タイプ① 数字・データ重視型
「具体的にいくら?」「他社との違いは?」「ROIは?」「実績データある?」「費用対効果は?」

行動特徴: メモを取る / 電卓を出す / 資料を熟読 / 質問が論理的

🟣 タイプ② 安心・信頼重視型
「大丈夫でしょうか?」「お任せできますか?」「何をすればいいですか?」「初めてで不安で...」「ミスしたくない」

行動特徴: 不安そうな表情 / 何度も確認 / 優しい対応を求める / 実績を気にする

🟠 タイプ③ 放任・丸投げ型
「全部お任せします」「結果だけ教えて」「時間がないので」「簡潔にお願いします」「よくわからないので」

行動特徴: 時計を見る / メモ取らない / 説明を遮る / 早く終わらせたい雰囲気

🟢 タイプ④ 成長志向パートナー型
「事業拡大したい」「戦略的には?」「資金調達の相談も」「業界動向は?」「CFO的な役割を」

行動特徴: ビジョンを語る / 深い質問 / 長期的視点 / パートナー求める

🎯 判別テクニック

1️⃣ 試し質問法(最初の3分)

あなた:「税理士に求めることで、一番大事なことは何ですか?」

  • ①タイプ: 「正確さと、費用に見合った価値」
  • ②タイプ: 「信頼できて、丁寧に教えてくれること」
  • ③タイプ: 「手間がかからないこと」
  • ④タイプ: 「事業成長を一緒に考えてくれること」
2️⃣ 反応観察法(説明時)

説明: 顧問料と提供サービスを説明する

  • ①タイプ: 即座に「他社と比べて?」と質問
  • ②タイプ: 「それで大丈夫ですか?」と不安確認
  • ③タイプ: 「それで全部やってもらえる?」と範囲確認
  • ④タイプ: 「戦略的な相談もできる?」と追加価値確認
3️⃣ 資料反応法(資料提示時)

行動: 簡単な資料を1枚見せる

  • ①タイプ: 数字部分を凝視、すぐ質問
  • ②タイプ: 「これ、説明してもらえますか?」
  • ③タイプ: さらっと見て「わかりました」
  • ④タイプ: 「これを使って戦略的に...」と発展的質問

⚠️ 注意点

  • 複合タイプもある: 1つのタイプに完全に当てはまらない場合、優先度の高い特徴で判断
  • 変化を前提に: 初期判別は仮説、2-3回のミーティングで確定
  • 迷ったら②で対応: 判別に迷ったら、まず丁寧に(②タイプ対応)
  • 記録を取る: 判別根拠をメモし、次回修正できるように

📊 判別精度を上げる3つの質問

質問1:「現在、税務で一番困っていることは?」

  • ① → コスト、効率の話
  • ② → 不安、ミスの話
  • ③ → 手間、時間の話
  • ④ → 成長、拡大の話

質問2:「税理士とどのくらいの頻度で連絡を取りたいですか?」

  • ① → 必要な時だけ、でも即レス希望
  • ② → 定期的に、細かく
  • ③ → 最小限で
  • ④ → 月1回以上、密に

質問3:「今後、事業をどうしていきたいですか?」

  • ① → 効率的に、安定的に
  • ② → 安全に、着実に
  • ③ → 現状維持で、手間なく
  • ④ → 拡大したい、成長したい